鼻から行う経鼻内視鏡検査なら、従来の口から行う内視鏡検査であったような不快感や吐き気をもよおすことなく、胃の検査を行うことができます。胃や食道の病気は、症状だけでは確実な診断が難しく定期的検査が大きな予防に繋がります。胃潰瘍や胃炎はもちろん、日本人に発症率の高い胃がんの精確な診断(光学的・病理学的診断)が可能です。
また胃がんの原因となっている萎縮性胃炎の状態、ヘリコバクター・ピロリ菌感染の有無を診断することもできます。ピロリ菌感染は、胃潰瘍・十二指腸潰瘍、胃がん、悪性リンパ腫などの発症リスクを高めます。1回の除菌治療では消失しない場合は、二次・三次除菌をする場合もありますので、お気軽にお問い合わせください。
肝臓の病気は発熱や痛みの症状に乏しいため、体の外からは病気の進行の具合がわかりにくいという特徴があります。日本には、C型肝炎ウイルス保有者が約150万~200万人、B型肝炎ウイルス保有者が約130万人いると推定されています。
また最近では生活習慣の変化から進行性の非アルコール性脂肪性肝疾患も増えています。肝機能異常を指摘された方、症状がなくても肝臓について心配な方は、お気軽にご相談ください。
動脈硬化は血管の老化現症であり、進行すると脳梗塞や心筋梗塞など重大な疾患を引き起こす原因となります。実は自覚症状がなくても、働き盛りの30歳代から血管の内部が徐々に変化し動脈硬化が始まっているのです。そして、その進み方には食生活や運動不足などの生活習慣が大きく影響します。
ご自身の血管の健康度を知り、生活習慣を改善することがとても大切です。特に高血圧、脂質異常、糖尿病、喫煙習慣、肥満などがある方は、定期的な検査をお勧めします。